見えざる壁

いたるところで散々語りつくされたことであろうけど、バレエを続ければどうしても越えられない壁にぶちあたる。どこかのサイトで読んだが、細かい表現は違うと思うけど「バレエにおいて、テクニックは子供のうちに全て習得される。バレリーナは子供のうちに全てのパをできるようになっている。」というようなことが書かれていた。要するに子供のうちにあらゆる動きに対応できないようではバレリーナにはなれないという話。まあそんな雲の上の話は比較にならないとしても、それぞれ身の丈に応じた壁というものは存在する。子供のうちにトレーニングを積んでいなければ言わずもがな、大人になってから子供のうちに習得しておくべき技術を身につけるなど到底できるわけもなく、形だけ模倣することはできるもののそれすら、壁はすぐに訪れ、努力ではどうにもならないほどに高く、越えることは不可能ではないだろうか。でなかったら逆にバレエを子供のうちからやる意味などないわけだ。
私も常に壁を感じている。もう数年、進歩した気がしない、、、というかビデオを見てもどうも、進歩などしていないようだ。30才超えて進歩も糞もないが、まるで14歳の乙女のように上達を求めてしまう。しかし最近振付で、先生から「注意することはいつもと同じです。」とアッサリ斬られて終了することが多い。


で、いつもと同じ注意点はアントラッセとフェッテソテ。まるでゴムとび。こんな基本的なパを一体何年やってるというのだろう。