2008-01-01から1年間の記事一覧

発表会が終わったよ

終わったよ終わったよ。ここだけの話ですが今年は全然、やる気がなかった。こんなに気楽(というか怠惰)な気持ちで臨んだ発表会は過去一度もなかった。お情けでバリエーションはいただいたものの踊ってて全然楽しくない、やりがいもない、華もない、単調で…

生かされる日々

どっかで書いたかもしれないが、私は運命論者である。物事は全て運命という敷かれたレールの上を走っているだけだと信じている。信じられないほどむごい事件。例えばわが子を殺された親は?または殺された子自身は?それが運命だとしたら一体何のために生き…

木曽駒ケ岳 一回目 2/3

木曽駒に登ると決めてから、木曽駒について色々と調べていたとき、山岳小説の雄、新田次郎著「聖職の碑」について知った。それは大正時代に木曽駒で起きた実際の遭難死亡事故を題材とした小説で、私の登った8月下旬と同じ時期に木曽駒へ修学登山した引率教師…

木曽駒ケ岳(記念すべき一座目/百) 一回目 1/3

↑駒ケ岳山頂にて。去る8月23日、木曽駒ケ岳へ行ってきた。山の恐ろしさを骨身にしみて感じた一日だった。まだたった一週間しか経っていないとは信じられないほど、遠い過去のことに感じる。それどころか、心身共に衰弱しきってようやく下山した瞬間に、山で…

御嶽山 一回目

山に登りたい。山が私を呼んでいる・・・そんな電波を勝手に受信して半年ほど経っただろうか。今年の夏、私はアルピニストとして華麗にデビューする計画を粛々と進めていた。初めての登山として勧められたのは木曽駒ケ岳と御岳。どちらも相当高いところまで…

『誌上のユートピア』展

近代日本の絵画と美術雑誌1889-1915、と銘打たれた展覧会に行ってきた。最終日の前日にも関わらず館内はほぼガラガラで、この企画に対する一般への馴染みの薄さがうかがえるものの、その内容は身近で、意欲的で、着眼点鋭いユニークな催しだった。私の実家に…

近未来の廃墟

先日腰がどうしても痛く、会社を途中でフケて(言い方が古い)、休んでりゃ良かったんですが梅雨明けの気配に誘われ、私の住む愛知県の隣、我が家からはまあ程近い岐阜県多治見市とかなんかそのへんあたりの採石場に、うろうろと迷い込んだ。まあ要は会社を…

月へんに要と書きまして

腰と申します。昨日、生まれて初めてぎっくり腰と言うのをやってしまった。20才そこそこあたりから悩まされて早10数年の長い付き合いの腰痛だが、こんな激しい痛みは初めて。体の要とはよく言ったもんで、本当に何にもできず、ただ横たわって痛みが過ぎ去る…

復縁

ケータイが帰ってきた。どこかの誰かが拾って、無人の交番に届けてくれたらしい。いい人がいるもんだ。しかし、一度消えたものと諦めた連絡先が全部戻ってくると、それはそれで残念というか・・・。あ、そうなの?的な。

ロパートキナ

私の最近のお気に入りのバレエダンサーはそう、まったくもって今更なんですが、ロパートキナ。ずっとオペラ座バレエを崇拝していることを公言して憚らぬ私ですが、そして英国ロイヤルを罵っている私ですが(ダンサーじゃなくてなんか、舞台としてちょっとね…

消え逝く絆

携帯を紛失したっぽい。もうバッテリーがへたって1日も充電が持たなかったし、どうせ近々換えようと思っていたから携帯自体に未練は無い。写メの機能もメモとしか思っていないから、写真のデータも大して惜しいものはないはず。アドレス帳が失われたのは、手…

ジャージパーティ

新入社員の女子の家で、パジャマパーティならぬジャージパーティを開催しました。あらこんな楽しいムード大学生以来?みたいにめちゃんこ弾けまくって飲んだくれ、新入社員やや引きみたいな空気になっちゃった!コンロは一個しかなくて、洗面台よりも狭い流…

夏が来るよ

風の中に夏の気配がする。もうずっと、私は駆け抜けていなかった、そうなぜなら去年の夏以来、夏じゃなかったから!夏が来た!夏が来たよ!田に植えられたばかりの小さな苗をなでる夏の気配を十分に含んだ風、紫陽花の色を刻々変化させ潤わせる霧雨、夏が来…

神仏混合

私は日本において多数派であるように、やっぱり宗教には熱心ではない。中学生〜大学生の間にわかキリスト者となり、信者と呼ぶには程遠いものだったと思うがただ、非常に熱心であったとは思う。実家は神道でホントか嘘か、ひいじいさんは京都あたりの神主だ…

諏訪根自子女史

ヴァイオリニスト諏訪根自子さんがまだご存命とつい最近知った。その人生はあまりに破格、ただ彼女について書かれた書籍はあまりに少ない。私は彼女の生涯について例え自費出版だろうと出させていただきたいと思ってる…って思うのは自由よね。大体そんな感銘…

本日快晴につき

マリラ!私今日旅に出るわ。なんか昨日はテンション下がっちゃったけど、今朝の朝日の輝きを見たらもういても立ってもいられないわけ!部屋の窓を開けて、普段は呪うしかないヘンテコな植木も、春いっぱいの風を受けてさやさやとこずえを揺らし私を誘い出そ…

存在の堪らない希薄

母が山口県の祖母のところへ怪我の見舞いに行き、今日帰ってきた。晴れ上がった空は眩しく初夏の気配を含み、それらのキーワードにまた再び同じ既視感を覚える。私がまだ随分小さいときに山口の祖父母の家に行くことは途絶えた。残されたわずかな記憶は祖父…

進級式

桜満開のうららかな日差しの中、娘が年少組に進級しました。昨日の夜、ふさぎこんだ気持ちをにわかに無に帰す方法を見出し、今日の午前は毒を封した壷を心の奥に追いやり、表面的爽やかな気持ちで式に臨みましたが、園児ばっかり相手にしてる先生たちの相変…

諏訪湖

そういえば3月20日に諏訪湖畔に一泊してきた。私が自分で各地へ旅に出るようになったのは18歳、大学生になってからのことで、初めて自分の行きたいところを自分で探し、カレシと一緒に時刻表を見て進み、安宿を泊まり歩く全てが新鮮で楽しかった。それから時…

伊良湖

そうだ、渥美に行こう!てなもんでいきなり思いついて行って来た多分愛知県最南端くらいの渥美半島は、なんとなく閃いて行くには遠すぎで、到着したら既に夕方、滞在時間は1時間あまりだった。ただ夕日に照らされる海岸線、異国情緒すら漂うやしの木が立ち並…

春の日の夜に

すっかり春だわね〜なんて思っていたら一転、今日は花冷え。ちらほら咲き始めた桜も慌てて身を縮め、風に震えていました。まさかこんなに寒くはなるまいと、いつものようにレオタードの上に薄い上着を一枚だけ羽織り自転車をこいでレッスンへ。今週に入り連…

狼少女

私はエルザ!4月に東京へ行くってふれまわって、自分を追い詰める覚悟だったものの、なんかやっぱりというか当然というか無様というかなんというか、要するに4月に行けなくなりました。でもみんなと会いたいの。7月に順延したので、夜遊びしまくりましょうね…

デジャヴ

正確には既視感という漠然としたものじゃなくて、そのシーンを覚えていた。夢の中で冷蔵庫を開けて、適当にあった材料で晩ご飯を作り、バレエに出かけた。今日仕事から帰ると、冷蔵庫を開けて、夢の中と同じ食材で、、、というより冷蔵庫の中身を覚えてたか…

『むかし僕が死んだ家』

東野圭吾という人はよく見る名前だけど読んだことはなかった。「登場人物は二人だけのミステリー」の帯に惹かれて買ったものの、まあ結果期待はずれだった。タッチは赤川次郎とかそんな感じで軽く、リアリティがいまひとつ。内容は幼少時の記憶がない女がそ…

失恋

障害のないごくありきたりな恋をすることはそこそこ良いことだと思うけど、失恋についてはごくありきたりな失恋だろうと本当にやだ。私が身を引き、いとも簡単に失恋することを想像する。かつての恋の終焉を回想する。それだけで立っていることもできず座り…

意地悪黙示録

私にとってバレエは燦然と輝く金閣寺であり、それに対し私ってのが飛べない・回れない・バランス取れない・てか踊れない・身体が絶望的に向いてないというアバタケロイドボツボツのたぐいとレッスンのたびに正面から向かい合わねばならない不具者であり、そ…

中学時代の友人

私が中学生1,2年のとき、友達はみんないわゆる不良だった。最初からヤンキーだったわけではなくて、小学生のときは普通だった友達が勝手にヤンキーに変わってしまった。・・・と、ずっと思っていた。確かにそういう子も結構いたけど、どうしてあんなにヤンキ…

懐かしの味

タクアンさえあればご飯を食べる娘のために色んな沢庵を買っているのだけど、敢えて今まで手をつけなかった「炉ばた漬」を買った。子供の頃から売られているロングセラーの「炉ばた漬」はしょうゆ漬けの沢庵で値段も安く安定供給されていたので、娘同様、漬…

恐るべし民俗

ハレとケの概念。すなわち「晴」と「穢」であり、晴れの日は無礼講で騒ぎまくって、穢れの日は身を慎みながら次の晴れを待ち土の下のセミの幼虫のように過ごす。日常の津々浦々に合理的理由から自然発生し儀式化したイベントの数々こそが民俗学の根幹を成す…

チェコ、色彩のリズム

数年ぶりになんか描くことに決めたものの、消しゴムどこ〜?紙ってあったっけ?てな感じで既に3日ほとんど寝てないのに何にも進んでない状態。引き出しをひっくり返していると、私が完璧に筆を折ってしまう直前に描いたものが封筒に入ったまま出てきた。精神…