ソリスト

昨日の日記で発奮したので、現実には目もくれず颯爽とレッスンに行ってきた。既に随分振り付けは進んでいたものの、いきなり放り込まれた場所が何とソリストのパート。呪われた膝曲がりバエリーナの私がそんなポジション頂けてしまう、日本中の田舎教室に幸アレ!で右も左も分からんのでヨタヨタしながら人にぶつかりスンマシェンドウモ・・・と小さくなりフラフラしつつも、そこで早くソリスト出てきて!との怒号にマゾヒシズムからのエクスタシーに身を悶えさせる本日のレッスンは、ママさんバレーボールの仲間内で
「佐々木さんったら、大して練習に来て無いくせに今度の町内対抗でメンバー入りらしいわよ〜」
「フン、馬鹿みたいに図体がでかくて、レシーブの代わりに頭でヘディングしてるような人なのに、コーチに幾ら包んだのかしらねぇ?」
「シッ!!噂をすれば佐々木さんよ!」
「あら皆さん、おそろいでお弁当?私も混ぜてもらおうかしら」
「あ、どーぞどーぞ、佐々木さん、ここ空いてますよ!今度の試合、セッターですってね!私たちの分まで頑張ってぇ〜」
「いやあ〜そういわれると困っちゃうなー、ほんのまぐれですよ、まぐれ」なんていつもは31円のもやしがあいつは偶然29円で買えたらしい的、ものすごい小さな羨望の的となり、さらに小さな私の自尊心を満足させるママさんバレエの世界そのものでした。