2012年10月に読んだ本のまとめ


2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3219ページ
ナイス数:14ナイス

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)感想
読了。ウームと唸る。あまりに多く残された疑問がプカプカとやり場なく頭を漂う読後感。でも確固とした世界観があって、その世界観をこちらの世界観で解説するのも野暮ってもの、それらの疑問は読者それぞれの解釈に委ねられているんだろう。私はご飯食べながら本を読むことが多いけど、このシリーズはそれが辛かった……。
読了日:10月30日 著者:村上 春樹




ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)感想
三部作の第二部というのは中だるみする、それは作品のせいというよりは定理みたいなもの。だるだるにたるんでいく主人公も、そして読者たる私も、完結編でどうキュっと絞ってくれるのかしら。
読了日:10月28日 著者:村上 春樹




ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)感想
謎が次々登場して何一つ解決しない第一集、どうなっちゃうのさ!!
読了日:10月24日 著者:村上 春樹




深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)感想
どんな結末を迎えるのか、旅としての、そして物語としての結末に大いに期待しながら読んだ最終集。事実がどうだったかは詮索するのが野暮ってもの、これは経験に基づくフィクションなのだから。「そして帰路についたのであった、チャンチャン」では陳腐に過ぎる。壮大な旅のストーリーを締めるには、こういう感じしかないだろう。面白かった。
読了日:10月14日 著者:沢木 耕太郎




深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)感想
前作〈4〉からは六年経過してからの著。その六年の経過は確かに感じる、内面に向き合う色合いを更に濃くした第五集。
読了日:10月12日 著者:沢木 耕太郎




深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)感想
人生と旅は似ていると言うが。死に向かって人は生き、終点に向かって人は旅する。どちらも、様々な事物と出会ってしまったばかりに喪失の悲しさを余計に知ることになる。だからといって、人生が、旅が、無駄なのか。旅のレポートといった趣から、著者がより旅の観念に近づく第四集。
読了日:10月10日 著者:沢木 耕太郎




深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)感想
書かれた内容からは今、30年ほど経っているのだろうけど、インドは変わったんだろうか。
読了日:10月9日 著者:沢木 耕太郎




山登りの作法 (ソフトバンク新書)山登りの作法 (ソフトバンク新書)感想
登山初心者にも、そこそこ経験者にも、玄人さんにも、誰の役にも立たない、実用性のない底の浅い内容。でもサラリと読めて時間は潰せた。まあ新書だから。
読了日:10月7日 著者:岩崎 元郎




深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)感想
アジア料理好きとしては、腹が減ってしょうがない。
読了日:10月6日 著者:沢木 耕太郎




深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)感想
私がベストセラーを読み始めるのは大体こんなもんの経年後。どうも大沢たかおがちらつく。
読了日:10月3日 著者:沢木 耕太郎




小説 野性時代 第99号  KADOKAWA文芸MOOK  62332‐02 (KADOKAWA文芸MOOK 101)小説 野性時代 第99号 KADOKAWA文芸MOOK 62332‐02 (KADOKAWA文芸MOOK 101)
読了日:10月2日 著者:





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