登山のスピード


冬は登らない(登れない・というか登ったこともない)私が冬のあいだにやることは、専らネットでの情報収集と地図を見ながらのエア登山。むしろ現地に赴くよりもこっちの方が楽しい。やめたかったらすぐやめれるし、疲れないしお金もかからんし。

まあそれは置いといて、山ブロガーの中にはそれぞれ登山の重点があって、その重点を「スピード」に置いている人がままいる。ちょっと早いとかいうレベルじゃなく、コースタイムの半分程度とか、もはや走ってんじゃないのか?というくらい段違いに早い人。抜かされることは数あれど、抜かすことは殆ど無い鈍足な私にとって羨ましいには違いないことなんだけど、どうもそういう人の文章は鼻について嫌いなわけ。

苦労して山まで来て、そんな速さで駆け抜けてど〜すんのさとか、あたしゃその倍滞山時間があってゆっくり楽しんでんのよとか、やっかみ半分に思ったりもする。でも遅い人は頑張ってもスピードアップできないけど、早い人はその気になりゃゆっくり歩くことができる。興味のないところはザーッと歩き、要所要所で停滞することだってできる。普通の人が二日かかるところを日帰りできるし、むしろ速い人の方が色んなことをゆっくりできる。歩くのは速い方が良いに決まってる。そりゃ私だって歩けるもんなら速くなりたいわ。だけどやっぱり、そういう人の事は嫌いなの。言葉にはしにくいんだけど、速読で一日三冊本を読んでますとか、そういう人に対する気持ちに似ている。速く読めるスキルは羨ましいが、やりたいかと言われればやりたくない、いやそれ以前にどうせできないでしょうけどと前置きされてるこの感じとでも言うか。

今回は10組抜き去りました、聖岳往復で7時間でした、三股から常念山頂まで3時間切りました、


もううるせ〜〜よまじで


速い人は羨ましいけどあんたは羨ましく無い、遅い人をニンジンやゴボウみたいに抜いたの抜かないのカウントしてんじゃ無い、ていうか私にそんな文章読ませるんじゃない、辞めりゃいいのに何ページも読ませるんじゃない、とまあ読んじゃう自分が一番悪いってわかってんのが一番むかつくわけ。プンプン!