そして画廊へ


Cの個展へ行ってきた。今回はチェコへ行ったときの風景をモチーフとしたものが半分ほどあり、Cのフィルターを通して表現された風景には、毎年主なモチーフであったスペインの空とは明らかに違う、どこか曇ったベールがかかったようなハーフトーンの表現がされていた。彼女の住むスペインからチェコまでは飛行機で2時間半ほどとのことだったので、日本なら九州から北海道というところだろうか。日本でも随分、風景が変わる距離だろうが、ヨーロッパでは国も文化も異なったところになってしまうのか。


さてババアはもう取り付くしまが無いとはこのことで、最初に挨拶をしたけどババアは軽く会釈をくれたのみ。コーヒーカウンターの後ろは電気も火もおとされ、注文などしようものなら「チッ」と舌打ちされそうな雰囲気だった。私が絵を見ている間は机に座っていて、Cと話をし始めたらその机に突っ伏して寝ている様子。私たち以外には誰もいなかったけど、違うお客さんがやってきたので入れ違いに帰ることにしたが、帰りの挨拶に気付いていたのか気付かなかったのか、声すら聞くことなく無視されました。ババア、好き嫌い以前になんか怖い。