『プラトニック・セックス』

飯島愛著(かどうかは分からん)の、いわゆるタレント告白本。古本屋で105円だったから買ってみた。この類の本を読んだのは初めてだけど、まかり間違って定価なんかで買ってしまったら1年は後悔をひきずりそうなほど、なんというか端的に言えば駄作なわけだが、こういう本はあまり小説だとかエッセイだとか、そういう観点で見るのも間違っているような気がするし、当然のことなのに敢えて声高くつまらなかったと言うのもひどく無粋な気がする。週刊誌を読んでどうだった?と聞かれるように感想に困る本であった。

内容は厳しい家庭で厳格に育てられた飯島愛が抑圧に耐えかね家出することに始まり、同棲、水商売、売春、整形、AV女優、中絶、恋人との幾多の離別を経て芸能界入りし、家族との再会に融和した穏やかな現在の家族関係で結ばれる、もうベタベタでどうしようもない中身スッカラカンの半生記。まあこんなもんか、という感じでした。