無職主婦

読んでくださってる方々、あけましておめでとうございます。今年も不定期更新でぼちぼち続けますのでよろしくおねがいします。


さて、お正月とは言っても専業主婦である私には、別に取り立てて普段と違いのあるものではない。家族も未就学の1歳児と、自営業で休みでも仕事をしてしまう夫では尚更、特に周囲からの変化も感じない。思えば小学校〜高校(大学時代は毎日が日曜日)のときや、独身で働いているときの方が休みの一日を大切に使っていたような気がする。バイト生活では、長い正月休みは収入に直接響くので、翌2月の貧乏は半端じゃなかったような覚えもあるが、それすらある意味、季節感があったといえる。
主婦になって、休みという定義も、忙しいという意味も、独身の時とは違うものになった。とりあえず働いているときのような「休み」は無い。しかし働いているときのような「忙しさ」も無い。一日はダラダラ過ぎていく。一つ一つの主婦としての仕事(いわゆる家事育児)の合間に、30分やら1時間やらの余暇があるにはあるが、何かするにはその時間が短い。絵を描くとしても、ようやくエンジンがかかり始める頃には子供は起きるし泣くし腹を減らす。何もできないのに、時間はある。仕方ないので、その余暇はテレビ見て煎餅を食べお茶を飲む。主婦が暇に見える原因とはこれだろうか。ただ私は人よりずっと時間の使い方が下手で、努力の仕方が分からないので、きっといくらでも有意義に過ごす方法はあるのだろう。主婦の仕事すらきちんとやっているとは言えないので、専業と名乗るにはおこがましく、社会に出て働くこともできない。私は無職の主婦なのだ。
今年の目標は、何か仕事をすること。仕事とは収入を得る作業をするということではなく、お笑い芸人が年収5万でも自身の職業を「芸人」と称する事のできる、ふてぶてしいまでの自信の縁(よすが)を手に入れること。それさえできれば無職から脱出できそうだ。