FF12

子供の頃、私の周りではドラクエが主流で、発売されたばかりのファイナルファンタジーをやっている子に、ドラクエがあるのになぜFF?と、FFの存在意義すら分からず疑問だった。しかしプレステで出るようになってからはドラクエと一線を画してしまったFF、映画ではポシャってしまったがやはり独壇場のFF、そしてFFを綿々と続けてしまっている私だが、子供が生まれてから初のリリースとなるこの新作は絶対買うまいと心に決めていた。独身の頃は買って、週末の3日なり4日なりをほぼ徹夜で食事もそこそこに連日ずっとゲーム、アホみたいにゲーム、短期集中でズザッとやってけりをつけるのが私のやり方であった。子供のいる主婦である今、そんなことできるわけない。



今週、父が「これを貸してやる」と持ってきたのはFF12…嗚呼…。思えば私の人生が微妙にずれ始めたのは、この父が初めて買ったRPGドラクエ2を、まだ小学三年生だった私と連日深夜3時まで二人でやっていた頃。それにしてもこれまでメールしたり更新したりする時間をゲームに充てても、一日2時間くらいしかできず、欲求不満がつのるのです。毎回馬鹿馬鹿しいと思いながらもやってしまう、ああ綺麗なグラフィック…と感嘆しつつ、隙を見てやるゲームバカ。