閑話休題

姉死して、後

姉が自死して、約十日が過ぎた。姉が面白味もない退屈な人生を終えたことに、気の毒だったという以上の感情を見つけようと、子供の頃のことを色々思い返してもみるが、やはり一向に姉との(良い)エピソードというものは見つからず、悲しいとも、生きていて…

ねこ

ねこが死んで、先月で三年経った。実感としては、遅い。まだ三年しか経っていないのかという感じ。他のあらゆる事柄はとんでもなく時間が速く流れていくのに、あのフワフワに、あのプニプニに、あのヒゲヒゲに、触れなくなった一日一日が長い。こんなに毎日…

娘のバレエ発表会

自分が出演するより数倍辛い、バレエ母活動。何が辛いって、子供らがリハとかやってる間、母たちはひたすら楽屋でおしゃべりしてんだよね。子どもの習い事以外に何の共通点もない人たちと一体何を喋ってるんだろう?とコミュ障の私は一人別行動。そんな母の…

京都へ

父の納骨のため、墓地のある京都へ行ってきた。天気もよく、穏やかな日だった。鳥居の横には立派な紅葉が色づいている。早く着きすぎてしまったので、墓所の神社を通り過ぎた先にあるお寺を探検。綺麗な銀杏の絨毯。葬儀は家族のみで済ませたが、死を連絡す…

わけわかめ〜

何だかんだと、あれやこれやと、まだ全然終わってないけれども、今日は全てを投げ出し寝ていた。実感はないけれど疲れているのかもしれない。家事は全く手をつけられないでいる。それがまた一段とやる気を削ぐ。家が汚くてたまらん。掃除くらいしたい。やる…

忘れる前に

記憶がすぐ曖昧になってしまう。どうでもいいことこそ、意外とあとから大切になったりもする。とりあえず今のところは、何が大切で、何がどうでもいい記憶なのかも分からない。だから雑多に留めておくしかない。父が亡くなる前日の夜。ベッドに横たわり、シ…

老いた父と、気違いの姉と

私には一人の父と、一人の姉がいる。父は私たち姉妹にとって非常に厄介な存在であり、精神にどれほどの傷を受け続けてきたかしれない。しかし私は父より命を与えられ、他人のそれと大きく異なってはいても愛されていることは何となく分かったし、金銭的にも…

実家に行ってみる、の巻

私の住む家から実家まで、多分2〜3キロ程度しか離れておらず、歩いて行ける。ただ歩いて行ったことはないので、今朝歩いて行ってみた。私の家族――両親と姉と私は、遥か昔に空中分解し、原型も留めず瓦解している。ただ残念な事に、家族はそれがどういうこ…

戦争とは人間性の崩壊である。

元祖帝国主義ファミリーの困った次男坊・ヘンリー君が、自らも参戦したアフガニスタンでの従軍経験を振り返り「楽しいよ。僕はプレイステーションやXboxで遊ぶのが大好きな人間だから。僕のこの親指がすごく役に立っていると思いたいね」と語ったニュースが…

友人に手紙を書いた

手書きで手紙を書くのは何年振りだろう。レターセットを選び、そのセンスを変に思われないか案じ、悩んだ挙句に漸く買う。少ない枚数の便箋に、歪まないよう、間違えないよう、慎重にペンを走らせる。書こうと思っていた文章と、現実に文字になる文章は、少…

電子書籍

昨今、出版社の編集者でさえ(編集者だから?)電子書籍化の流れには逆らえない的な発言が多かった。でも事の実際は、日本では電子化が思ったほど本流にはなっていない。そもそも本というのは、単に文字を羅列した電子的な表現法ではなく、装丁、紙の手触り…

原点

誰しも、自分という人間を成す上で原点となっている心象風景があると思う。私もことあるごとに思い出す2冊の詩集がある。子供用の、手帳くらいの大きさの、ハードカバーの詩集で、私のイメージに残っている絵と詩は、それぞれ違う詩集だったのかもしれない。…

愛は地球を救う。愛じゃ私を救えない。

ようやく某文学賞への応募原稿を書き終え、突貫工事の末に穴があったらサプライズの挙句落下し窒息死したいほど猛烈な駄作を送ってしまい、一夜明けても気分が浮き上がれずにいる。だらだらだらだら書いた揚句、ラスト1週間でチャージをかけたために、練りこ…

夏が来る

夜、車の中が蒸し暑いので窓を開けて走った。ほんの数日前はまだひんやりとしていた空気が今夜は生ぬるく、窓を開けても蒸し暑さは変わらなかった。昼まで降り続いた雨がほんの少し上がった今夜。若い頃は寒いのも暑いのも嫌いで、不快を感じるとすぐ毒づい…

母の日

なんかこういうのをもらう立場になってしまった。未だにピンときません。私は自分の母にあげたことは記憶にある限り、無い。今後もあげることはないだろうなあ。カッチーは母にあげてました。良い息子だね!柊ちゃん、高橋さん、ありがとー

ぞんざいに生きる

猫タンがいなくなってから、殊更にいなくなったことを考えないようにしていることと、いつも部屋にある骨。テレビに映し出される膨大な数の棺、2万4千年後のプルトニウム、10万年後の人類、じわじわと確実に私の中にある穴をこじ開けているのが実感される。…

そうかー

今日は4月1日かー

人類の根源

日本では精神的な暗黒時代を迎えているね。原発の燃料棒ってやつ、テレビで見たらコンサートで振るペンライトみたいな大きさだったよ。そんなもんが膨大な水を何十年もボッコンボッコン沸騰させ続けて、巨大タービンをぐるぐる回し続けるなんて、ちょっとも…

我等日本人

何千年も前のファラオの副葬品がぶっこわされたり、居座り続けた君主が国民を粛清し始めたり、生を受けて20年そこそこの若者が遠い異国で飯食ってる最中突然ビルの下敷きになったり、もう一体何なんだろうね。チェルノブイリが今どうなってるか知ってるかね…

例えばの話

ABTのダンサーがふらりと地方の弱小バレエ教室にやってきて、ABTどころか地元バレエ団の公演すら見たことない子供たちに、バレエを指導するとか。アメリカで研鑽を積んだ心臓外科医が、田舎の療養所で勤務する田舎医師に手術を指導して薄幸の少女を助けると…

病院を変えた

大きくて新しくて設備が整ってて、医師も常時数人いる評判のいい獣医ってことで、はるばる遠くからも患者がやってくるでっかい動物病院が近所にある。いい病院が近くにあって良かったね〜と言われ、特に疑問も抱かず通っていた。けどそういう病院の常で、医…

思い出の地

愛知県の春日井市に住んでかれこれ4年ほど経ちます。その間に3回引越ししました。今年7月に引越したばかりの新居から歩いて10秒のところに、堤防があります。私が生まれ育った名古屋の貧乏長屋の近くにも、全く同じ風情の川があり、その川を中心としたドラマ…

預言者

2012年はマヤだかインカだか、なんかその辺のあれで地球が滅亡するらしいね。けどそんな壮大なこと言わなくたって、身近にはもっと信仰に値する預言者がいっぱいおります。WIKIより抜粋『消しゴム版画家のナンシー関は、2001年に出版された著書内で「メダリ…

介護の日々

悪性所見だけど体力不足で検査ができず、原因すら確定できないねずさん。多分確実に癌ですと言われてても、調べてないんだからまだ分からんだろと、「多分」がついてる限り、なんだか受け入れきれない。そんな気持ちを置き去りのまま、胸に穴があけられ、着…

「遭難者を知らせぬ登山者」

2009年に起こった、8人が亡くなったトムラウシ山の遭難事故は記憶に新しいところですが、2002年にも同じくトムラウシで2人が亡くなった遭難事故がありました。表題はその事故に関する記事の新聞見出しです。亡くなった1人は、山頂まで約2キロの登山道上…

宇多田に思う

カバーしてくれんかなあ。親が有名人の気分とかよく分からんのだけど、なんか拒否したい気持ちってあるんかしら。カラオケとか行っても絶対親の歌には手を出さん的な。てか藤圭子ほんと上手いね。血ってやっぱりあるんじゃないかと思わすね。ねずさんへ強制…

椿屋さん

艶ロック四六時中猫に張り付いているわけにはいかんので、色々やらなきゃなあ。ねずさんも若干私をウザそうに感じてるっぽいです。とりあえず誕生日までに原稿用紙400枚完成させようと思いまっす。

ねずちゃん

うちの猫の名です。10年以上苦楽を共にしました。人生で一番激動の時期を、ずっと癒し続けてくれました。私にとっては特別でオンリーワンな存在なんですが、今瀕死の状態にあります。毎日が辛いです。何も手につきません。

あれの問題

私の身の回りの中国人って優秀な人が多いしすげーなーて思うんだけど、人口多いと阿保も多いんでしょうね。独裁国家で民主的思想が成熟してなくて可哀そうですが、教科書にも載ってないし情報が無いんじゃ仕方ないですわね。左巻き自認の私でも敢えてひっそ…

GOPAN

世界の人々に健康で楽しい、お米ライフを提案するおうちのお米で、毎日手軽に「パン」がつくれる世界初!ライスブレッドクッカー「GOPAN(ゴパン)」おかずがなくても米さえありゃ満腹食べれるってくらい無類の米好きの私は、今日のお昼もカレーヌードルの残…