プリクラ

私が高校生のときにだってあったプリクラ。1,2度くらいは撮ったことがあったと思うけど、免許証みたいにブスな顔の同じ写真がずらずら出てきて全然面白くなかった。今日は大雨だったので買物に行ったついでに同じ建物にあるゲーセンへ行き、ほとばしるパワーをもてあます2歳児(娘・ストロベリーちゃん)と、お金を入れるとガタゴト動く電車の乗り物でお金を入れずに遊んでいた。これまでもプリクラコーナーが巨大化してるっぽいことはうっすら気付いていたのだが、あのレンタルビデオ店でアダルトコーナーと仕切っているような、チープで重たいビニールのカーテンをめくるほどの興味を持ったことが無かった。しかし今日はどうしたわけかストロベリーちゃんがちょこまかとプリクラコーナーへ走り込んでいったので、待って〜〜と追いかけまわしてその鉄のカーテンを持ち上げると・・・・


え?なにこれ?スタジオ?


なんか使い方がよく分からないので、ほかのところもかたっぱしからめくっていくが、どうやら今はこんなでっかいところで撮るってのが通常なわけみたいですね。昔みたいにストリートファイターと同じようなマシンの前に、申し訳程度にカーテンが吊り下げられ、その内側で必死に上目遣いでなんとかブスい顔を可愛くしようとしてる情けない姿を通行人に見られ放題な、あんなのと違うわけですね?
400円投入、暴れまくるストロベリーちゃんを捕獲してなんと12ポーズも違う写真を撮り、例のああいう風な感じにペンで絵や字を書くのに夢中になりかけると、またも野苺ちゃんが脱走しようとするので仕方なく途中で終了。できた写真はオスカープロ所属みたいな私と、天才子役みたいな苺ちゃん。まあ可愛い…美神の母子かくやあらん…。若者たちはこうして忌々しい現実に目を閉じ、幻想の世界へトリップしていたわけなんですね。バレエでコスプレして満足してた私は知りませんでした。