100人に一人の脚

たまに行っている整体の先生から、表題のような言葉をかけられた。「こういう脚の人ってたまにいますよ、うちのお客さんの100人に一人くらい。」その確率1%…なんと選ばれし、私の脚。


バレエにおいて、この子は100人に一人の逸材だわね〜なんて先生に言われてラリってしまう親や大人はいるかもしれないけど、別に大した褒め言葉でもない。こんな恵まれた条件の脚の人なんて、100人に一人よ〜なんて言われていい気になってる下手糞にも、まあ要するにザラってわけじゃないけどこの程度の脚なら結構いるよねとほのめかして気分を害させてやる。しかしダンサーばかりってわけでは無いにせよ、様々な人体をつぶさに観察している整体師から「100人に一人の脚ですよ、こんな曲がった膝の人。」なんて言われると、人口の1%のみ出現する絶望的な病魔に見舞われた気分になる。嗚呼この点において、100人に一人なんてざらにある、大したことでは無いと何故思えないのだろう!
バレエを知らない整体師さんはきっと悪意無く、見たとおりの事実のみ言ったのだろう。バレエをやる人間にとって、その膝曲がり状態が最も忌み嫌われる現象だとも知らずに…呪ってやる…