美ヶ原高原

11、12日の連休で長野県の美ヶ原に行ってきた。
娘と2人旅も3回目。随分身体が大きくなり、そして小賢しい成長も着々と遂げている。私の思い通りにならない娘に本気で何度もブチ切れて、全然楽しくなかった。高原にいたウシが真っ黒で、白黒のウシがいいと憮然としたり。ああむかつく・・・。
私が渋滞の中運転して、疲れてるのに山まで登って、さあ楽しめ!という態度なわけだから、娘も大層気は悪かっただろうけどさ。冷静に考えればこんな親をもった割に、健気に娘業をこなしてる。たった5年の人生経験しかないのに、私の動向をうかがって気を遣ったり、可哀想な子・・・。分かっちゃいるけど私のわがままは止まらない。
それはさておき、美ヶ原はその名のとおり美しい高原で、もうすっかり秋が深まり寒かった。子供の頃、父と姉と3人で来たとき、道には誰もいなくて、山あいから雲が湧き出し、みんなで柵を乗り越えて、崖に腰掛けて雲を覗き込み、寝転がって青空を眺めた。物心ついてからは非常識な父の態度を嫌悪してたけど、まだ子供だったこの当時の思い出は楽しい。思い出とは随分かけ離れていたけど、美しい事に変わりはなかった。