2014年10月に読んだ本のまとめ


2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:778ページ
ナイス数:5ナイス

蟹工船蟹工船感想
なるほど当時はセンセーショナルな内容だっただろう、後世において教科書にも載るほどに。でも現代の私がこれを読んでも共感するところは一つもない。確かに私も資本家に搾取される側の人間として憂き目を見たことは多々あるが、だからといって社会主義の方が優れているなんてサラサラ思えない。どんな体制でも、必ず被害者は出てくるのだ。
読了日:10月30日 著者:小林多喜二



だしの取り方だしの取り方感想
だしの取り方に関するエッセイ的なものかと思いDLしてみたら、本当にだしの取り方だった。
読了日:10月25日 著者:北大路魯山人






小説 野性時代 第126号 (KADOKAWA文芸MOOK 128)小説 野性時代 第126号 (KADOKAWA文芸MOOK 128)感想
Q-goとスタープレーヤーが最終回。私の中では対照的な印象だったこの二作。当初冴えないオッサンの話かと思わせたQはその後渋谷を舞台にした一大青春物語と発展し、今号ほろ苦くも爽快な読後感が誠に心地良かった。一方、おや面白そうと思って読み進めたスターは、安いラノベみたいな展開で読むたびガッカリし、その方向が修正されることなく終了。
読了日:10月20日 著者:



訣別の森 (講談社文庫)訣別の森 (講談社文庫)感想
AだからBをする。Cの場合はDだろう。……という記述のことごとく、私ならAならBをしないし、Cの場合Dをしない。登場人物がみんなそんな感じで、たくさん人は出てきたが、誰にも共感できない。知床を舞台にしたドクターヘリの搭乗員が主人公のミステリー、って聞いたときは面白そうだったんだけど期待外れ。まあ、この作家と私の相性が良くなかったってことだろうか。
読了日:10月6日 著者:末浦広海




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