恵那山 二回目


ひたすら長雨が続いていた今年の秋、九月はほとんど晴れた日がなかった。しかも梅雨のように蒸し暑い。でも十月に入ってから唐突な感じで秋めいて、急に寒くなって秋晴れの日も続く。おっと紅葉はどうなってるの? と気づけば、北のほうはいつの間にか終わっているようだし、西のほうはまだ始まっていない。

今年は忙しくて、夏のあいだずっと山に行けなかった。久々に訪れた山行のタイミングだけど、日帰りだしそれほど時間もなく、身体も随分となまっている。なので近場で手頃で紅葉もありそうな場所、ということで恵那山に決定。

初めて恵那山に行ったのは2011年、神坂ルートで。そこでの印象は極めてなんだかな〜という微妙さだったので、今回は神坂よりも短い広河原ルートでサクッと登ることにする。



広河原ルートはCTでも往復5時間半という恵那山の最短ルートなので、のんびり準備し到着したのは8:00ちょっと前。快晴の日曜日なので混雑を懸念していたけど、確かに駐車場は一杯、でも駐車場より更に収容台数の多い「広い路肩スペース」が駐車場のすぐ下に続いてて、まだまだ停められそうな感じだった。
8:30スタート。



駐車場の真横にゲートとトイレ。トイレは簡易水洗で真新しい感じ。



ゲートの横をすり抜け林道歩き。登山口までは緩やかな傾斜の上り坂。



午後からは雲が出てくる予報だけど、この時間はまだ快晴。寒いということもなく、とにかく爽やか。



30分ほど歩き、9:00登山口到着。ここを川岸へ降りていく。



ガーン出た
私は水が嫌いなの。今回はここが最難関だった。丸太の橋、滑るのよ……。



恵那山は基本的に樹林帯を黙々と歩く感じの山だけど、中盤になると時折展望の開ける場所がある。この日は少々モヤってはいるものの、木曽の山々を挟んで、遠く南アルプスまで見通せる大変良いお天気。こんな日は足も軽い。



紅葉の木々









笹の茂る稜線の道。暑かったから半袖で歩いてたけど、笹が当たって痒くてしょうがない。長袖着ないならアームカバーは必携。



終盤の上り坂。
上部に行くほど道が滑りやすく、晴天が続いていたはずのこの日も、特に下山では足を取られることも多かった。雨上がりの日なんて要注意。



ちょっと平坦になったかと思うと……



11:40、あっという間に頂上到着。序盤は傾斜が急なところもあるけど、全体的な印象としてはなだらかで歩きやすい。



頂上は眺望のない平坦地。ここからほんの少し歩くとお社と小屋があるが、今回はパス。



以前来たときにはなかった真新しい看板。



頂上の展望台、今回は登ってみましょう!



うーん、展望はありませんね! 周囲360度、緑の木々がよく見えます!



山頂では特に見るものもないので、おにぎりを食べて12:10下山開始。やっぱり途中の方が眺めは良い。南アの山々。



また別の場所では、ちらりと御嶽と乗鞍。さらに続く北アの山々がよく見える場所もあり、やはり恵那山は頂上を極めることよりも道中を楽しむ山だと思う。
したがって天気が悪いと、私などは苦行にしか感じない山でもあるのだが。



最後の難関、丸太の橋を渡って14:10無事下山。
お天気も良くて、良い山行ができました。



帰りはいつものくるまやで温かいとろろそば。
いつも行列のできる中津川の有名店だけど、食通のブログによるとけちょんけちょんにけなされている。私は食通じゃないので毎回たいへん美味しく食べている。温かいおそばなのにコシがあって、愛知じゃおいそれとは食べられないレベルの高いおそば。



今回はかっちーと二人だったので運転はお任せし、燗もつけて頂きました、にょほほ。「恵那山」が残念ながら品切れだったので「中乗さん」辛口。秋山はビールよりこれやね!
てことで楽しい秋山ハイキングの一日。