トルコナイト

風邪を引き始めたような感覚を覚えつつ、年に一度スペイン在住のCが帰国するのに合わせ催される「女の宴」に今年も参加。高校のときからつながりのある友人ばかり5人で今年はトルコレストランへ行ってきた。


料理もおいしく、4人ともかなりの酒豪。誰一人脱落することなく、とにかく酒のペースが速い。普段はめっきり飲まなくなった私も、つられて水のようにトルコワインを流し込んでいく。以前はかなり飲んでいた私だが、習慣として飲むことが無くなった今は弱くなり、帰りの電車では頭痛がした。しかし4時間ぶっとおしで1年の隙間を埋めるように話をしまくり、お腹いっぱい美味しい食事を食べて飲んで、唐突に始まったベリーダンスショーの最後には、踊り子さんに手を引かれて場の中央へ、そして腰を振って踊りまくる…酒の回った身体ではかなりの重労働だったけど、全身へ幸せな気分が酔いと共に広がる。
感覚では高校に戻るこの再会だけど、みんな大人になった。それぞれに辛酸をなめ、日々の中で苦悩することもあるだあろうに、年に一度の限られた時間に面白くない話を始める無粋なものは誰もいない。そして大人になった私たちにとって一年間など、ほんの瞬きの間に過ぎない。また来年も、このトルコナイトを昨日のことのように話題に出して盛り上がるんだろう。こうして良い酒を飲める友人を持ったことを本当に幸せに思う。


そして一夜明け、著しく風邪は悪化したのであった。