プロレス


バイトで細々と仕事をしながら実家に暮らし、下らんことばかりしていた独身時代、夜毎明け方までテレビつけっぱなしで起きていたので、何ってことも無く通販とプロレスに精通していた。プロレスをほとんど見なくなって7,8年経つが、当時特に好んでいたのがみちのくのサスケ、というかルチャリブレ。純然たるプロレスファンではない私にとって、プロレスはマッチョのショーくらいにしか思っていないので、肉塊がモタモタぶつかりあうヘンにマジで戦っているものより、ルチャみたいなサーカスで言えばそうあれ木下より恕羅リオンみたいな?そんなのが好きなんです。そんな私がやるべきこと全て放置で今夜うたた寝をしてしまい、テレビから流れる懐かしの茶番、悪役がリポーターをしばきまわし、リング上で隠し持ったスパナを相手の脳天カチ割るでもなくただちらつかせる、あの素敵な空気感にふと目を覚ます。するとデターキタールチャ!一瞬で目を覚まして見入っていたけど、どうも知らない団体ドラゴンゲート闘龍門JAPANがこんな名前になってたなんて!カッコイー!)。今日出てたレスラーはみんなAV男優みたいで気持ち悪かったけど、一人釘付けになったのが若かりし日のサスケのような、小柄な覆面ドラゴンキッド。フィニッシュホールドとなったウルトラ・ウラカン・ラナはメキシカンの超絶技巧、引き締まった肉体から繰り出されるエンターテイメントにめろめろです。今日から私、ドラゴンキッドファンになります。