中学時代の友人

私が中学生1,2年のとき、友達はみんないわゆる不良だった。最初からヤンキーだったわけではなくて、小学生のときは普通だった友達が勝手にヤンキーに変わってしまった。・・・と、ずっと思っていた。確かにそういう子も結構いたけど、どうしてあんなにヤンキーばっかりだったのか、なんか今日急に思い出した。ディテールは全然覚えてないけど、私の友達が不良っぽい子に絡まれたので、その不良っぽい子の家に電話して(電話番号に住所、親の職業までリストで配られた古き時代)、私の連れに手だしやがってコロスゾ!みたいなことを言ったような言ってないような。その夜、その不良っぽい子が属す中学最大会派のヤンキー一族10人くらい?(最大の割に少ないような)が私の家にやってきて、ちょっと顔出せ、と言われのこのこ近所の公園へ。むこうのレディース番長がウチの舎弟にいきがったってのはアンタか〜い?みたいな感じなことを聞いてきたような?でもって私はそれがなんじゃいこのチビ、とさらにいきがったような?でなんとなくそのチビとペシペシ!エイエイ!みたいなヘンテコなタイマンを張ったような?そしてきわめて予定調和のタイミングでまわりのとりまきにとめられたような?拳での対話を終えてどんなタイミングで帰ったんだろう?とりあえず翌日学校に行くと、そのチビレディース番長はやたら私に馴れ馴れしく話しかけてきた。ちょい不良たちは「へ〜あいつが番長とタイマン張ったの?」みたいにうわさして、知りもしないやつが私に話しかけてきた。つーかそのタイマンみたいのは、勝敗すら覚えてないし、そもそもまともなケンカをした覚えがない。私は背は高かったけどヒョロヒョロで相当弱かったはず。勝負になったのか?でもよく分からないけどそんな感じで回りがヤンキーだらけになった。けど私は画家を志し、バレエをこっそり夢見る、きわめてお嬢様志向の強い性格だったので、その当時は楽しかったのかも知れないけど、うまく付き合ってたんだろうか。なんかからかわれてただけのような気もする。私も仲良くしつつ結構馬鹿にしてたような気がするようなしないような。無意識にこのエピソードは封印しようとしてたんだろうか。きまぐれオレンジロードの鮎川に憧れた中学時代の私。当時は勲章だったのかもしれん。もう20年も前のお話。