伊吹山 二回目


再び伊吹山(1377m)へ。前日はGW初日ということと、関ヶ原までの多重事故で高速道路の渋滞は「30キロ以上、4時間以上」というアバウト表示がされており、一宮まで行って断念。たった2区間を2時間ほどかけて走るマゾっぷりだった。気を取り直しての出発。


午前8時15分、1合目到着。登山口からここまでが辛いのよ……ってあれ?なんか前回の1合目よりアッサリしてる気が。


こちらは2009年の1合目。変電設備が無くなってる。スキー場とかリフトが廃業したっていう噂を聞いた。


2合目に向かう途中、下を振り返るとズラズラ列が形成。GWとあって、すごい人。


2合目を通過、まだこんな感じの登り。序盤のスキー場が一番つらい所。


9時15分、1時間かけてやっと3合目に。1時間このダラダラ斜面を登るのが大変。下りも足に来るやっかいな坂。ここから先は頂上までトイレが無いので、トイレ横に人だかり。


随分前から廃業している高原ホテルを横目に通り抜けていく。


少々斜度が緩くなり、ここからはスキー場を抜けて登山道らしい登山道に入る。


9時40分、5合目で小休止。次から次へと人が来て、肩から下げるカバンにスニーカーとか非常に軽装の兄ちゃんなどがさくさく登っていく。逆にすごい。学生っぽい人がいっぱいいた。とにかくもう、すごい人波……。


10時20分、7合目から8合目に向かう近辺より下を見下ろす。随分視界が開けてきた。つづら折れの登山道には切れ目なく人が歩いている。


11時、頂上間近。雪がまだ結構残っていて、溶け出してグッサグサ。道もドロドロ。


11時5分、登頂。この3秒後(体感速度)にヒョウと雷発生。山頂での食事は諦めて、弁当を持ったまま下山開始。山頂の滞在時間は、カッパを着た3分間だけ。


帰りはざざーっと駆けるように降りる。ポンチョみたいなビニールがっぱで登ってくる人も多数すれ違う。だから逆にすごい。
13時、1合目小屋のワンコ。なんでワンコはこう、可愛げのない写真になるんだろう。本物はもっと可愛らしかった。頭をぎゅっと押したら、ぎゅっと指の跡が付くほどおでこがフワモコ。意外……。この形から一切動きませんでした。しっぽすら。でも指はペロペロしてくれた。ぬおお・・・


廃墟横に車で移動して、車中で弁当を食べる。廃墟内は綺麗に片付いている。山が大繁盛してる横で、かつて街を盛り上げてきたこの工場廃墟、なんか切ないよね、人間の営みって。あまりにも通俗的すぎて疲れてしまった伊吹山。しばらくは、再び訪れようと思わない。