鬼面山


前回行った白草山に味を占め、微妙じゃね?という山でも行ってみたらスゴイかもしれん!とまたヤマケイ分県版を開き、たまたま目に入った長野県の鬼面山へ行くことにする。


午前10時過ぎに到着。車は駐車スペースに3台ほど置ける。路駐も合わせ10台ほど。



登山口。この後、原田芳雄の最後の主演となった映画の舞台がこの大鹿村だと知る。そうか……。



登山道は結構傾斜がきつい。石の類がほとんどなく、木の根や落ち葉の積み重なったフカフカの土で、足がかりがないので見た目以上に辛い。



やたらと登山道が横に広がり、どこが道か分かり辛く、ちょっと外れたらそのまま谷へ迷い込むような箇所もあれば……



非常に痩せた尾根が続いたりもする。どちらかといえば痩せ尾根の方が割合が大きい。木々が茂り展望もなく、左右がスッパリ切れ落ちた道は神経がすり減って、なんか気が滅入り、道がすごく長く感じる……



てっぺんが見えてきた。櫓がある。



12:25山頂。分県版に載ってたとおり、展望は悪い。櫓に乗れば見えるんだろうけど、ところどころ板が抜け落ち、半分腐った展望台に乗る気持ちにはとてもなれない。櫓の下で黙々とおにぎりを食う。近くには黙々とラーメンを作ってるおじさんもいた。そうか……鬼面山、そうか……と黙っておにぎりを噛みしめる。



まあ要するにつまんねーな鬼面山、と愚痴愚痴言いながら下山後、中津川はくるまやの蕎麦を食う。ここのとろろそばは高尾山で食べたのと違って出汁が少なく、全部飲んでしまえる。なんつっても旨い。おそらく2分以内に食べ終えた。


そうそう当たりくじばかりは引かないと分かった鬼面山。強いて良いところを上げれば、フカフカなので下山は膝に優しい。でも濡れてたら相当滑りそう。行くなら好天の続いてるときが良いよ。