弥勒山その3


朝起きたら雪が薄ら積もっていた。でも朝9:00頃にはすっかり溶けたから、昨日はバレエさぼっちまったし、運動するため春日井の山へ行ってきた。

多少積もってるだろうなと思ったら、まあ想像通りくらいには積もっていた。積もってるというかちょっと土の上を覆っているだけで、歩くと土が露出する感じ。
でも標高を上げるにしたがって雪は増えて行った。自慢じゃないが雪の山道を歩いたことなんてない。くっ、このトレースを・・・ラッセルドロボーと言われたって構うものか・・・生きて・・・生きて帰るんだ・・・と孤高の人ごっこをしながら生命線のトレース(うす〜い足跡)をたどっていく。人通りの多い低山だから踏み固められちゃって結構滑る。下山はかなり悲惨で気を緩める度にズルッと滑る。なんかこういう道を歩くテクニックってあんの?

静かな稜線をビクビク歩いていると、ココココココ!という音が断続的に聞こえる。しかもすぐ近く。じっと見ているとキツツキちゃんが木の皮をむしってなんか食べていた。え〜〜初めて見た!小さい!ウッドペッカーみたいな赤いワンポイントもないし。家に帰って調べたらコゲラちゃんというらしい。木をつつかない限りはキツツキとは思えないビジュアル。しばし観察する。

コゲラ観察にいそしんでいたら寒くなったので先を急ぐ(滑りまくる)。山頂は相変わらずじいさんばあさんで激しく賑わっていた。駐車場に静岡からのバスが停まってたからそのツアーっぽい。みかんとお茶(こたつか)を持ってきたが、立ったままお茶だけ飲んでさっさと下りた。出口のとこにあるミニ動物園は人っ子一人いない。一人で見てたら人懐っこいヒツジが近寄ってきた。

おでこのとこが触られまくって黒ずんでいる。あえて私もおでこを撫でる。

じー。

そうかそうか、気持ちいいのか。

じー。

うん、やっぱヒツジの瞳孔はマイナスになってるから心が通じ合わない感じだね。
そして毛のない顔の辺りを撫でる。

チラッ。じー。

うん、そうだね、気持ちいいね、でも君の気持ちはよく分からないよ。

最後にフワモコの胴体を強めに圧縮して手触りを楽しむ。きたねえなあ、冬のヒツジは。ぎゅっぎゅっ!

ちなみに鹿の目も黒いからわかりにくいけど、瞳孔マイナスなんだよね。