竜ヶ岳


GWに入り、私が登山を始めた頃からずっと行きたいと思っていた山梨・静岡県境にある竜ヶ岳を目指す。標高も低く(1,485m)、ハイキングコースとして整備されているので決して難しい山でもないのだけど、計画するごとに下界生活の都合でことごとく計画が潰れ、ようやく辰年の今年、実現する日がやって来た。
ちなみに今回登った登山道も、12年前(2000年)の辰の年を記念して新たに開かれた道だとか。当時はミレニアムだったしね。

【行き方】東名からも行けそうだけどGW中の東名とか通りたくなかったので中央道で。甲府南ICを下り358号線を南下、日本で最も有名な村のうちの一つ、上九一色村を通り抜け本栖湖方面へ。目指すは本栖湖キャンプ場、道中看板が何カ所かある。本栖湖キャンプ場には大駐車場があるので、何時に着いても車の心配はまずない。


8:30、キャンプ場を通り抜けて登山口へ移動。キャンプ場も賑わっていて、軽装でくつろいでる家族連れも多数。娘はそれを見て更にブルー。山登りとか嫌いなのである。まあその気持ちは分かる。


緩やかな林道を通り抜け、


8:45、登山口に到着。ちなみに登山口に近い場所にあるトイレはボットンの和式。でも駐車場に近く、キャンプ場の一番人で賑わってるあたりには水洗洋式トイレがあるから、そっちで済ませた方がええよ。


登山口から進むと徐々に勾配がついてきて、登山道っぽくなる。娘が不平不満を漏らし始める。疲れたとかもうやだとか言うの聞いてるとこっちまで腹が立つ。以後下山まで娘のうぜえブツブツは続くのである。


あ、ほらほら!富士だよ!でっかいなーこれを見るためにこんな遠くまで来たのだよ!いやー、ややモヤっているものの晴れたし、山頂まで綺麗に見える富士山、ここまで来た甲斐があるってもんだ!


娘「ふーん」半目


10:00、石仏の辺りで小休止。
私「ほら、山頂が見えてまいりましたぞ」
娘「えー遠いもうやだ疲れたもう帰りた」
私(耳を塞ぐ)


13:15登頂。こんなに時間のかかる山ではないはずなのだが。
山頂は広々としていて、人は相当多かったけどお互い邪魔になることはない。もっと小さい子供を連れた家族登山も多い。そういう山なのだここは。率先して頑張って登り、ワーイ!と喜ぶよそんちの子供を眩しく見つめる。


昼食を食べている間に雲が出てきて、富士は徐々にその姿を隠していく。下りは富士の展望のない、本栖湖側の道で下山する。だらだらとした緩斜面で、あまり利用もされていないのでやや荒れた場所も多い。疲れた〜足が痛い〜まだ〜〜〜〜?とか後ろで声がする。終始眉間にしわを寄せる私。子供と一緒の登山などシワが増えるだけで良いことなんかこれっぽっちもありゃしねえよまったく。

念願の竜ヶ岳、まあ景色も良いしシーズン始めの足慣らしとしては良い感じの山だったけど楽しくなかった。