カニ食べ行こう

旅


カニが食いたい。

去る11月、カニ漁解禁のニュースを見てからずっと思っていた。

そうだ福井だ。
福井に行こう。

カツノリ、福井に行くぞ！
金を出せ！　バーン！！



金を強奪し福井到着。福井についての知識は全くないので、googleと知恵袋に頼り切って海岸線のとあるカニ料理屋さんへ。



ひゃっほー！



やっはー！！！



全く会話のない沈黙の食事を終え、果たしてお会計三万円。わ、わお……。
外に出ると変な天気。日本海っぽいといえばぽい。昼から贅沢しちゃったなあ。



すぐ帰るのももったいないので越前海岸を散歩したり試みたものの、フグ大量死してるし白波立てて時化てる海からの風が猛烈に冷たいしでさっさと退却し、敦賀市内の高台に逃げ込んで散策。金ヶ崎城という城址があって、遊歩道が整備されている。



そこから見下ろす敦賀の海は、コンビナートやら火力発電やら、きっともう少し先に行けば例の増殖炉なんかもあったりするのだろう。城址は物語る、つわものどもの夢のあと……。



紅葉は人がいてもいなくても色づき、落ち、また再生する。今は影も形もない、ここにあっただろう城を思ってみる。



雨もぽつぽつしているので早めに帰路につく。カニって食事に時間がかかる割に可食部が少ないのですぐお腹が空いてしまった。ひこにゃんのいる賤ヶ岳SAにておやつを食べるが、なんか色んな意味でサミシイSAだった。北陸道……なるほど……。



雪を頂いた伊吹山の横を走り去る。雪山もいいなあ。