十三日目・東京


千葉公園横のビジネスホテルで目覚め、パンとゆで卵にコーヒーの朝食を摂り、食後は公園の中を散策する。都会の中の公園は、ランニングやウォーキングに励む人、犬の散歩、夏休みの子どもで賑わい、朝の9:00前でも結構な人がいる。
この公園は『古代蓮』が見ものだと言うが、もう花の時期は過ぎてしまったので、池には子どもの背丈ほどもある大きな葉が林立しているだけだった(まあそれも見ものと言えば見もの)。
既に気温もぐんぐん上がり始め、小さな池のほとりをゆっくりと一周するだけでも汗が滲む。この日は高校時代の友人と東京で会う約束があるが、車で東京を走るのも初めてで何が起こるか分からないため、約束の時間よりずっと前に到着するよう東京を目指す。



あまりに警戒していたが、あっけないほど早く新宿に到着してしまった。約束の場所であるマルイの駐車場もガラガラ。同じ時間ならば名古屋の方がよほど混雑している。巨大な街ではあるが、車人口はそれほどでもないのだろう。

ということでまだ二時間ほど余裕があったので、どこかコンパクトに観光できる場所はないかと、新宿から地下鉄で三駅の九段下へ。



ふーむこれが日本の紛争地帯、靖国か! とカメラを構えるのも妙にびくびくしてしまう。でも参道ではフリーマーケットなんかも開かれていて、神社自体は普通の神社の存在感と何ら変わらない。



そして遊就館へ。中韓が言うような、戦争を賛美するという雰囲気ではない。かといって、原爆資料館みたいに悲惨な過去を繰り返さないため平和を祈る、という雰囲気でもない。戦争を起こしてごめんなさい、みたいな態度は一切ないので、まあ日本が謝っていないと気が済まないっぽい中韓が『賛美』という言葉を持ち出すのも、ありそうなこっちゃという感じは、しないでもない。



まずは無事に一人目の友人と九年ぶりの再会。三時間もランチを粘り、名残惜しく新宿を離れる。土曜日夕方の新宿の交差点は本当に恐い!!

その後は二人目の友人と会うため武蔵村山に向けて車を走らせるが、もう交差点という交差点でいちいち停まらされ、青梅街道は遅々として進まない。車が少ないなんて勘違いでした……。



断続的な渋滞にはまり、チェックインは最終が21:00と早いし、二人目の友人とは一時間少々しか会うことができなかったが、最近外資で社長秘書の職をゲットしたという彼女に美味しいうどんをごちそうして頂く。ありがとう!

そして向かったビジネスホテル……こ、これは!! 色んな貧乏宿を泊まり歩いてきた私もこのレベルは初かもしれない!!

なぜここを選んだかと言えば、前日同様駐車場が無料だから。この壁の出っ張りの内部には、壮絶にコンパクトなユニットバスが詰め込まれている。でも全然平気で眠れたけど。車中泊に比べればデラックスなもんですわ。